『""プレイする映画""の極地を見た』 Detroit Become Human 販促プレイ感想
今、高評価の嵐で世間を賑わせているゲームがあった。
『Detroit Become Human』
psplusのフリープレイでも配信された『HEAVY RAIN 心の軋む時』を制作した会社が世に出した新作です。
日々、世間で評価を得ている作品にはアンテナを立てていきたいと思っているので、すぐに購入しました。
結論から言うと、ここまで衝撃を受けたゲームは久々でした。
マジでこのゲームをプレイした衝撃は10年ぶりくらいの感動だったので、ぜひ自身の手でプレイして欲しいし、共感して欲しいのでネタバレは控えめに販促ブログとして書きます。
【ストーリー】
近未来。機械の体で出来たアンドロイドが世間に普及しており、人間と共に暮らしていた。
・ある者は仕事の道具として。
・ある者は奴隷として。
・ある者は世話をさせるお手伝いとして。
・ある者は武力の兵士として。
・ある者は欲望の発散相手として。
・ある者は親友として。
そしてある者は、家族としてアンドロイドを使役していた。
そんな中、アンドロイドの中にまるで人間と同じように自我を持ち、主人からの命令に反して行動する『変異体』と呼ばれる個体が出てくるようになった。
人と同じ見た目で、人と同じように話し、人と同じように行動する。
自我を持ったアンドロイドと人間の違いとは、何か?
生きるとは?死とは?機械の命とは?
といった内容です。
3体のアンドロイドの視点からこのゲームは描かれており、A→B→C→A→……といった順番で少しずつ話が進んでいきます。
・アンドロイド開発最新鋭のプロトタイプで、警察と協力し今回の変異体事件の解決のため派遣されたコナー。
・老体の芸術家の元で身の回りの世話をするお手伝いとして生活するマーカス。
・父親と娘の2人で暮らし、酒と薬に溺れた父親の汚した家に連れてこられたカーラ。
それぞれが人間、そして同種でありながら自我を持つ変異体たちと出会いながら少しずつ自分とは何者なのか、何がしたいのかを探していくことになります。
このテーマが本当に面白く、
アンドロイドをまるで奴隷のように使う人間と、
他人を思いやり、他人のために行動するアンドロイドとでは、どちらが正しいのだろうか?という疑問はずっとついてまわります。
正直よくある題材の話ではありますが、キャラが魅力的なだけに惹き込まれます。
分かり合えない人間とアンドロイドが幸せに暮らせる日々は来るのだろうか?
和平を目指すも、戦争を望むもプレイヤー次第です。
【グラフィック】
ストーリーもこのような内容でめちゃくちゃ面白いのですが、衝撃だったのがグラフィックの良さです。
ps4でグラフィックの良さを求める人に是非やってほしいゲームが『Horizon Zero Dawn』です。
(ゲームとしてもめちゃくちゃ面白いのでオススメ)
このゲームをやって、多少のグラフィックの良さには目が慣れたと思っていたのですが…
Detroit Become Humanにはプレイ中何度も何度もゲームと現実の境目がわからなくなるほど驚かせられました。
《リアルすぎるゲームやった時あるある》
自分で普通に歩いててもゲームの画面が思い浮かび、まるで自分が自分を操作してるような気になる
【演出】
自分は父親がゲーム好きだったこともあり、子供の頃からゲームをやっていました。
ゲームのハードもよく買ってきてくれたので、ゲームの進化に寄り添いながら生きてきたとは思っていますが、
記憶に新しい衝撃としては皆さんもきっとこのゲームのあのシーンでしょう。
『METALGEARSOLID4 GUNS OF THE PATRIOTS』
ps2→ps3へのグラフィックの進化はたくさんの人間に衝撃を与えましたが、
このゲームのムービーから操作画面への移行の演出が、今でもとてつもない衝撃として記憶に残っています。
Detroit Become Humanもムービーから始まります。
先程紹介したコナーが高層エレベーターの中でコイン遊びをしている所から始まり、とある階層で止まります。
正直口で説明するのは本当に難しいのですが、
「え、これもしかしてもう動かせる?」と疑いながら左スティックを倒した時の衝撃。
ムービーと操作画面の境目が取り払われた最強の演出でした。
是非、自分の手で体験して欲しい。
正直何もかも知らない知識ゼロでやって欲しいゲームです。
本当にすごい。こんなゲームが世に出てきたことに驚きです。
愛情、友情、葛藤、憎悪、家族愛、信頼、懐疑
3人のアンドロイドが到着する、旅の終着点。ぜひその目で確かめて欲しいです。
【映画のようなゲーム】
""プレイする映画""としてとても有名かつ自分が大好きなのが『The Last Of Us』なのですが、
(2もこれから出るのでオススメです)
このゲームと同じかそれ以上のゲームに対する没入感があります。
感情を揺さぶられるゲームなので、本来やらなくていいことも良心や怒り等の感情で実行してしまうのもいいですね。
まさにこのゲームは""プレイする映画""の到達点であり、1つのゲームとしての完成系であると言えるでしょう。
ゲームとしてプレイすることでしか味わえない感動が味わえることを約束しましょう。
複数人の視点で物語を描く点は『428 ~封鎖された渋谷で~』を思い出しました。
視点の違う人達の最後に行き着く先が同じ場所というのは熱いので大好きです。
【まとめ】
絶対ネタバレ見ないでくれ……3ルート全て続きが気になって止まらなくなるくらい面白いので………寝れなくなるよ。
つか分岐がありすぎて全部追うのが不可能な気がする。
とりあえず以上です。本当にオススメです。